僕は現在スキャルピングと言われる短期売買の取引を行っています。
しかし以前は一回の取引が数日から数週間かかるスイングトレードをしていました。
スイングトレードでは大金を稼ぐことはないものの、月にサラリーマンのお小遣いぐらいは稼いでいたと思います。
ではなぜあえて勝っているスイングトレードをやめて、スキャルピングに変更したのか?
本記事では僕なりの考えについて解説します。
現在トレードスタイルで迷っている人の参考になれば嬉しいです。
- なぜ僕がスイングからスキャルピングに切り替えたのか?
- スキャルピングに切り替えた感想
本記事はFX歴3年の現役トレーダーが執筆しています。
【結論】スキャルピングを選んだのは、FXで人生を変えたいから

僕がスイングからスキャルピングに切り替えた理由は「FXで資産を増加させて人生を変えたいから」です。
お…
いきなり怪しい感じのぶっこんでくるやん…
と思った方も多いかもしれません。
まず説明しやすいように僕がFXを始めた理由から話しますね。
- 何か低学歴の自分が資格も関係なしに成り上がれるものはないか?
- 株などの投資はどうか?
- でも日中は仕事だからチャート見れないな
- それなら24時間取引できるFXはどうか?
- しかも少額から始めれるだと!?
- よし!FXくん、「君に決めた」
って感じかな。
みなさんも同じような理由で始めた人も多いのではないでしょうか?
そこから本やネットを使って勉強して、いろいろな手法を試しました。
その中でやっと勝てるようになってきたのが、チャネルラインを使ったスイングトレード。
これはSNSで有名な方の真似事でしたが、意外に勝てました。
この時は
と安易にもそう思ってた記憶があります。
ただここで大きな問題が発生します。
「全然お金増えねー!!」
いや本当増えないんですよ…
少しづつは増えるけど、これならバイトした方がスピード感あるくね?
っていつも思ってました。
原因としては
- 少額から始めた
- スイングだと損切りする時の値幅が大きいので、レバレッジを抑えていた
とかですかね。
まあ今思えば
少額から始めたくせに最低限までリスク抑えたやつが大儲けできるはずないよねって話。
これではFXを始めた理由の「FXで成り上がる」が一生達成できない
と考えました。
だけど今から余剰資金を増やすことは厳しかったです。
給与が特別高いわけではありませんし家族持ちですので…
「それならある程度のリスクは覚悟して高いレバレッジで取引しなければならないよね」
でも損切り幅が大きいスイングで高いレバレッジを使ったら、一度の取引で全財産失う可能性がある。
それではただのギャンブルになってしまう。
これで行きついた答えが
高いレバレッジで資金効率がよく、損切してもそれほど大ダメージにならない「スキャルピング」でした。
こんな感じで現在スキャルピングで成果を出せるように頑張っています。
- 高い資金効率の良いところは「早くお金が増えていく」点ですが、逆に「損するときのスピードも早い」のでそこは注意してください。
スキャルピングをしてみて気付いたメリットと欠点

2021年1月からスキャルピングに切り替えて、現在(2021年7月24日)7か月が経ちました。
実際にスキャルピングをしてみると、やはりメリットもあれば欠点も見えてきました。
そこで個人的に感じたスキャルピングのメリットと欠点を書き出してみます。
スキャルピングのメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
スキャルピングを始めてみて「ここは良いな」と感じるメリットは結構見つかりました。
中でもやはりこの2つが僕の中では大きいです。
- やはり資金効率は良い
- 毎日チャートを見続けるため、何となく相場と自分のクセが見える
やはり資金効率は良い
スキャルピングと言ったらやはりこれですね。
高いレバレッジを使って取引できるので、資金効率が良いです。
僕はトレンド相場に合わせた取引手法ですが、やはり相場と手法がマッチしたときは大きく稼げますね。
スイングトレードだと何日間も保有しないと取れない金額を、スキャルピングだと少ないpipsで良いので、数時間で取ることも普通にあります。
相場と自分のクセが見えてくる
スキャルピングは取引を何回も重ねていく手法ですので、どうしてもチャートに張り付く必要があります。
すると何となくですが
- これは反発しそうな形だな
- いつもこの時間帯になるとボラティリティが高くなり、トレンドができやすい
- ここで入ると負けることが多い
など相場のこと、自分のことが見えてきます。
もちろん全く見当違いの動きをすることも多いですよ…
ですがこの気づきが大事だと思います。
今すぐに収支に繋がるかは別としても、経験値として自分を大きく成長させてくれますよ。
- 勝ちパターンを増やせたり
- 手を出しては行けない時が判断しやすくなる
これだけで取引に優位性が出てきますので、勝ちやすくなります。
特に自分の悪いクセに気付けるとかなり大きいです。
相場は自分ではどうにもなりませんが、自分のクセは修正改善できますので、収益に悪い影響を与えているクセを発見できたら劇的に良くなっていくかもしれません。
スイングだとチャートを見ること、取引することが少ないので経験値が貯まりにくいです。
そのためこのようなクセを発見しづらいため成長しにくいと感じました。
スキャルピングの欠点
今までスキャルピングの長所を述べてきましたが、当然欠点もありますよ。
完璧なスタイルは存在しないということです。
だから少しでも自分の環境や目標に合ったトレードスタイルを見つけていくことも、FXで勝つためには大事だと言えるでしょう。
それではスキャルピングをして大きく感じた欠点を紹介します。
- チャートに張り付く必要がある
- ポジポジ病になりやすい
チャートに張り付く必要がある
スキャルピングの場合、一回の取引時間が数秒~数分で終わることが多いです。
これだけ早い取引を成立させるためには、チャートに張り付かないといけません。
しかし忙しい主婦やサラリーマンの仕事終わりに、体と気持ちにムチを打ってチャートを見るのはなかなかきついですね。
1つの例として普通の会社員である僕の生活モデルを上げます。
- 6時:起床
- 6時~8時:準備、チャートチェック、出社
- 8時~17時:会社
- 17時~21時:夕飯、風呂、家族と過ごす
- 21時~25時:取引
- 25時~:取引反省して就寝
という日程で動いています。
僕の場合はまだ小さい双子の子供がいますので、寝かしつけが落ち着くまで一緒にいます。
他の人も残業や家のことをしていたら似たようなモデルになるのかな?とは思います。
もしスキャルピングをしたいと思っているなら、チャートに張り付かなければならないことは頭に入れておきましょう。
ポジポジ病になりやすい
スキャルピングはチャートを見続けるために、ポジポジ病になりやすいです。
スキャルピングがポジポジ病になりやすい原因としては
- チャートを見続けるため、取引をしたくなる(機会損失と感じる)
- 損をするとすぐに取り返したくなる
この2つが大きいでしょうか。
FXはチャートに張り付いていると「これだけ長い時間チャートを見たのにトレードしないのはもったいない」
また損失を抱えていると「これだけ取引を頑張ったのに、損をしたまま終わりたくない」と考えてしまうものです。
すると普段なら見送る相場でもチャンスに見えて取引を繰り返してしまいます。
典型的なポジポジ病ですね。
どんな取引スタイルでもポジポジ病にはなりますが、チャートに張り付いて取引をするスキャルピングは特に注意が必要と考えていいでしょう。
【まとめ】スキャルピングに切り替えた感想

最後にスキャルピングに切り替えて個人的に感じたことを書き出して終わります。
「スキャルピングに切り替えて良かった」
と個人的には思います。
というか少額からスイングは無理!というのが一番です。
「FXで少額から成り上がりたい」なら、レバレッジをかけて取引していくしかありません。
これは紛れもない真実です。
例えば
- 全くの初心者が取引操作を覚えるため
- 大きな資金を持っていてレバレッジをかける必要がない
という人達は別ですが、少なくとも僕は違いました。
「せっかくレバレッジを生かせるFXを選んだのに、低レバレッジでやり続けていていいのか?」
まだまだスキャルピングに切り替えて満足できるような結果は出ていません。
だから「スイングからスキャルピングに変えた決断は間違ってなかった」と心から思えるようにこれからも頑張ろうと思います。
本記事は僕の体験談ですが、皆さんの何かのきっかけや気づきになれば嬉しいです。