FX会社の説明に書いてある業界最狭水準?原則固定?とか何のこと?
単位も銭だったり、pipsだったりお手上げです
スプレッドはFXをする上で、絶対に覚えておかないといけない用語の1つです。
スプレッドはFXにおける手数料みたいなもので、しっかり理解することでFXのコストを抑えることも可能です。
横文字なので難しく感じますが、簡単に理解できますのでぜひこの機会に覚えてください。
- スプレッドってなに?
- スプレッドに使う用語の解説
- スプレッドを理解するメリット
本記事はFX歴2年の現役トレーダーが執筆しています。
スプレッドってなに?
スプレッドとは、取引する際に発生する「買値」と「売値」の差のことを言います。
米ドル/円を例にした、取引画面で見てみましょう。

左が売るときの値段「売値」、右が買った時の値段「買値」です。
100.002円で買った場合、レートが動かないうちに売ったとしても100.000円でしか売れず、0.2銭損をしてしまいます。
この差をスプレッドと言い、取引する上でのコストになります。
この取引が10,000通貨の場合は20円、100,000通貨の時は200円のスプレッドがかかります。
勘違いされがちですが、スプレッドそのものをFX会社が受け取るわけではありませんので手数料とは言いません。
しかしトレーダー側がスプレッド分のコストを払って取引をするので実質「スプレッド=手数料」と思っても良いでしょう。
スプレッドに使う用語を解説
スプレッドを理解するなら用語はしっかりと覚える必要があります。
特にFX口座を選ぶときによく出てきますので、理解しておきましょう。
業界最狭水準とは?狭い・広いはどちらが良い?
スプレッドは「狭い」「広い」と表現します。
※「0.2銭」と「0.5銭」があった場合
「0.2銭」の方をスプレッドが狭い
「0.5銭」の方をスプレッドが広い
と表現します。
スプレッドはトレーダー側が支払う手数料と考えると、当然狭いスプレッドの方がコストを抑えることになります。
またFX会社の宣伝ページに「業界最狭水準のスプレッド」と書いてあることがありますが、これは「業界でもっとも狭いスプレッドを提供している」ということです。
単位「銭」「pips」の違い
スプレッドの単位を「銭」と「pips」で分けて表記していることがあります。
FXは通貨と通貨の取引になりますので、「日本円が絡む場合は銭」を「日本円が絡まない場合はpips」を単位としています。
と言っても「pips」が世界共通の単位となっており、日本円が絡む場合も「銭」ではなく「pips」で表現することも多いです。
その時は「1pips=1銭」と考えましょう。
- 米ドル/円の場合
1ドル=100.100円→1ドル=100,110円になると1pips上昇したことになります。 - ユーロ/米ドルの場合
1ユーロ=1.10000→1ユーロ=1.10010になると1pips上昇したことになります。
原則固定(例外あり)とは?
スプレッドの横に「原則固定」と書いてあることがあります。
これはFX会社が通貨ペアごとに定めているスプレッドを固定して、レートを提供することを言います。
この原則固定がなくスプレッドが安定していないと、トレーダーは事前に取引コストを把握することができず、安定した取引をすることが難しいです。
そのため最近では多くのFX会社が「原則固定」を提供しています。
しかし、「原則固定」には「例外」があり、重要な経済発表時や相場参加者が少なく流動性が低下している時などは、スプレッドが広がりやすいです。
スプレッドが広がりやすいタイミング
- 自然災害が起こった時(地震など)
- 重要な経済発表
- 市場の流動性が低下しているとき(年末年始や各国の祝日など)
また、この「スプレッドの広がりやすさ」はFX会社によって異なります。
なるべくスプレッドが広がりにくく、原則固定のスプレッドを長く提供しているFX会社を選びましょう。
各FX会社のサイトにスプレッドの配信率を提示していますので、参考にしてください。
スプレッドが狭く広がりにくいFX会社
LIGHT FXは「米ドル/円 0.2銭」と業界最狭水準のスプレッドを提供していて、さらに「米ドル/円 0.2銭」の配信率が99.85%と安定していて広がりにくいです。
スプレッドはそのままトレーダーのコストになりますので、なるべく狭くて広がりにくいFX会社を選びましょう。
スプレッドまとめ
スプレッドはトレーダーにとってコストそのものなので、自分のためにも絶対に知っておきたいFXの用語です。
特にFX会社を選ぶときは、必ず意識しないといけないポイントです。
初心者の方には難しいと思いますので、何回か読んで理解してもらえると嬉しいです。