FXをこれから始めようと思っている人は、まずトレードスタイルを決めることが重要になります。
そうは言っても、FXをしたことがない人にとったらどれが良くて自分に合っているかなんて分かるはずがありません。
そこで今回はFX初心者にもっともおすすめしたいトレードスタイルの「スイングトレード」をご紹介します。
- スキャルピング・・・わずかな利益を狙って何度も取引を重ねる短期スタイル
- デイトレード・・・1回の取引で、ある程度の利益を1日のうちに何度か取引する中期スタイル
- スイングトレード・・・1回の取引で大きな利益を狙って、長い時間保有する長期スタイル
- 長期トレード・・・もっとも大きな利益を、もっとも時間をかけて狙う超長期スタイル
FXには基本的に4つのトレードスタイルがあり、「スイングトレード」は時間が無いFX初心者にもっとも取り組みやすいトレードスタイルになっています。
まとまった時間が取れないけどFXに挑戦したい人はぜひ参考にしてください。
- これからFXを始めたい
- FXに取り組める時間が限られている
- まだトレードスタイルが定まってない
- スイングトレードについて詳しく知りたい
当記事はFX歴2年の現役トレーダーが執筆しています。
トレードスタイルについてよく分からない人は、下の記事で詳しく解説しています。

スイングトレードとは?
スイングトレードとは、1日~1月ほど長い時間をかけて100~500pips程度の利益を狙うトレードスタイルです。
他のトレードスタイルと比べると、比較的ゆったりとしています。
チャートを見る時間も4時間に1回だったり、1日に1回しか確認しないトレーダーもいます。
そのため兼業トレーダーでも、無理なく取り組むことができます。
それではスイングトレードのメリットとデメリットについて見ていきます。
スイングトレードは初心者におすすめ?
スイングトレードはFX初心者に、もっともおすすめしたいトレードスタイルです。
その1番の理由は、時間に縛られることが少ないからです。
FXを始める人の多くがサラリーマンや忙しい主婦が多いと思います。
このような限られた時間しかない人たちは、チャートに張り付く時間を確保することも難しいのではないでしょうか?
「スキャルピング」や「デイトレード」など短い時間で取引するトレードスタイルはチャートに張り付く必要があります。
その点「スイングトレード」は比較的ゆったりしたトレードスタイルとなりますので、4時間に1度、または1日に1度のチャートの確認で済みます。
これくらいのチャートの確認なら無理なくFXに取り組めるはずです。
それではここからスイングトレードのメリットとデメリット、FX初心者がスイングトレードに挑戦するときのコツを紹介します。
スイングトレードのメリット
スイングトレードには大きな3つのメリットがあります。
- 忙しい人でもトレードに取り組みやすい
- 小さい値動きの上下動が気になりにくい
- 取引中に考える時間がある
それぞれ解説します。
忙しい人でもトレードに取り組みやすい
スイングトレードは長い期間ポジションを保有するため、必然的に期間が長いローソク足を選択することになります。
手法によりますがローソク足が確定した瞬間にチャートを見るぐらいでいいので、パソコンに張り付く必要がありません。
日足の場合、1日に1回しかローソク足が確定しないから1日に1回のチャート確認でOKだよ
このくらいのチャートの確認なら、サラリーマンや忙しい主婦にも取り組みやすいと思います。
小さい値動きの上下動が気になりにくい
FXの値動きは常に上に行ったり、下に行ったりと上下動を繰り返しています。
もし取引をしているなら、自分のお金が増えたり減ったりしています。
「スキャルピング」や「デイトレード」は比較的にチャートに張り付いてトレードするので、嫌でもこのお金の動きが気になってしまいます。
自分のお金をリスクにさらしてトレードしているので、当然ですよね。
しかしこのお金の変動が気になってしまうと、冷静な判断ができず変なところでエントリーや決済をしてしまいます。
その点スイングトレードの場合は、チャートに張り付く必要がないので、小さい値動きが気になりにくく判断ミスもしにくいです。
取引中に考える時間がある
スイングトレードは、ポジションを保有してから決済するまでに時間がかかります。
そのためポジションを保有中にしっかりと考える時間があるため、計画的な積み増しや難平がとてもしやすいです。
※保有中のポジションが利益が出ている状態で、さらに同じポジションを増やすことを「積み増し」と言います。
逆に保有中のポジションが損をしている状態の時に、さらに同じ方向のポジションを増やすことを「難平」と言います。
(例)
積み増し・・・現在、利益が乗っている「買い」のポジションを持っており、まだまだ上がると考えさらに「買い」のポジションを追加すること
難平・・・現在、損が出ている「買い」のポジションを持っており、これから上がると考えさらに「買い」のポジションを追加すること
スイングトレードのデメリット
さきほどはスイングトレードのメリットについて解説しましたが、もちろんデメリットもあります。
- エントリーチャンスが少ない
- 資金効率が悪い
エントリーチャンスが少ない
スイングトレードの場合、長いローソク足のチャートを用いるためエントリーチャンスがどうしても少ないです。
日足のチャートをおすすめしましたが、日足の場合1日に1個のローソク足しか確定しないためチャート自体が動きません。
トレンドラインを引いてトレードするとしたら、1ヵ月トレードがないことも普通にあります。
「それは無理・・・」
と思われた人も多いのではないでしょうか?
そこでおすすめしている対策として、他通貨ペアの観察です。
FXには幸いにも多くの取引できる通貨ペアがあります。
1つの通貨ペアだとエントリーチャンスが少ないですが、他通貨ペアを観察することで自然とエントリーチャンスは増やすことができます。
単純に10通貨ペア増やすことで、エントリーチャンスは10倍になりますね。
資金効率が悪い
他のトレードスタイルと比較すると資金効率が悪いです。
スイングトレードは長い時間をかけて大きな値幅の利益を狙っているために、資産の増幅には時間がかかります。
対してもっとも取引時間が短い「スキャルピング」などはわずかな利益を狙って何回も取引を重ねるため、資金効率が高くなります。
これが初心者がスイングトレードを選ばない1番の要因だと思います。
これも他通貨ペアを観察することである程度の対策はできますが、やはりスキャルピングほどの高い資金効率には届きません。
しかしスイングトレードにはそれ以上のメリットがあると思っています。
まず初心者がスキャルピングをしたとしても、高い資金効率を生かしてトレードできるとは到底思えません。
むしろ資金効率が良いということは、負け続けると資産がなくなるのもあっという間だということも覚えておいてください。
スイングトレードのコツ
ここからはスイングトレードに挑戦するときのコツを紹介します。
今から紹介するコツはスイングトレードをするなら絶対に実践してください。
- レバレッジの管理
- 他通貨ペアの観察
- 損切りの徹底
レバレッジの管理
スイングトレードは、ゆったりとしたトレードスタイルのため資金効率が悪いです。
だからと言って、自分の許容範囲を超えるレバレッジでトレードをしてはいけません。
これは絶対に守ってください!
資金効率が悪いので1度で大きな利益にしようとレバレッジをかけすぎる人がいます。
最初はたまたま上手くいくかもしれませんが、長続きはしません。
必ずいつか大損して退場します。
そうならないためにも、適切なレバレッジで取引することを徹底してください。
どれくらいが自分に適切なレバレッジかわからない人は、とりあえず取引していても気にならないぐらいのレバレッジがおすすめです。
相場に慣れてからレバレッジを調整しよう
他通貨ペアの観察
スイングトレードは1つの通貨ペアでは、1ヵ月エントリーチャンスが来ないことも普通にあります。
これでは、稼ぐうんぬんの前に相場に慣れることも難しいです。
これを防ぐためにも他通貨ペアを観察しましょう。
あまり増やし過ぎてエントリーそのものの精度が下がらないように、10通貨ペアぐらいがおすすめです。
その時にマイナー通貨はなるべく避けて、メジャー通貨を選ぶようにしてください。
https://taguyublog.com/weekly-chart-analysis-2020-8-3/
損切りの徹底
損切りの徹底はスイングトレードに限らず、FXをするなら必ず行ってください。
スイングトレードの場合は狙っている利益幅が大きいため、必然的に損切り幅もそれなりに大きくなります。
損切りするときの値幅が大きいと、その損失を受け入れられない人が多いです。
しかしFXに勝率100%の手法は絶対に存在しません。
そのため必ず自分の損を受け入れなければならないときがやってきます。
その時にどれだけ冷静に損切りできるかが、FXで稼げる人と稼げない人の差だと思います。
最初は損失を出すことを苦痛に感じてしまうかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。
勝ったり負けたりしながら稼ぐのがFXだと割り切ろう!
スイングトレードに向いているFX会社と選び方
ここからはスイングトレードにおすすめのFX会社を紹介します。
スイングトレードに向いているFX会社の条件が2つあります。
- スワップポイントが高い
- 取引通貨ペアが多い
この2つはスイングトレードするうえで絶対条件なのでチェックしましょう。
簡単に紹介します。
スワップポイントが高い
FXには保有している通貨の金利差を得られるスワップポイントと呼ばれるものがあります。
この金利差、スワップポイントは年利の差額365/1が毎日もらえます。
スイングトレードは長い時間ポジションを保有するために、スワップポイントが高いところの方が有利です。
※逆に金利の低い通貨を保有していると、スワップポイントを払い続けることになるので注意しましょう。
取引通貨ペアが多い
スイングトレードはエントリーチャンスが少ないので、1つの通貨ペアに縛られず他通貨ペアの観察が必要となります。
そこであまりにも取引通貨ペアが少ないFX会社を選んでしまうと、機会損失になりかねます。
せめてメジャー通貨ペアがあるFX会社を選びましょう。
【LIGHT FX】初心者スイングトレーダーにもっともおすすめ
2つの条件を満たしていて、初心者にもっともおすすめしたいFX会社はLIGHT FX
です。
LIGHT FXは業界最高水準のスワップポイントを提供しています。
そのため長い時間ポジションを保有することで有利になり、精神的にもゆとりが生まれ安定したトレードが可能となります。
また取引通貨ペアも18通貨ペアありますので、スイングトレードの欠点であるエントリーチャンスの少なさを十分カバーできます。
これからスイングトレードに挑戦しようと思っている人は、まずLIGHT FXから始めることをおすすめします。
スイングトレードまとめ
最後に簡単にまとめます。
スイングトレードとは、1日~1月ほど長い時間をかけて100~500pips程度の利益を狙うトレードスタイルです。
時間がないFX初心者にもっともおすすめです。
スイングトレードには3つのメリットと2つのデメリットがあります。
メリット
- 忙しい人でもトレードに取り組みやすい
- 小さい値動きが気になりにくい
- 取引中に考える時間がある
デメリット
- エントリーチャンスが少ない
- 資金効率が悪い
スイングトレードに挑戦するときのコツは3つです。
- レバレッジの管理
- 他通貨ペアの観察
- 損切りの徹底
スイングトレードに向いているFX会社の条件は2つです。
- スワップポイントが高い
- 取引通貨ペアが多い
これからスイングトレードに挑戦したい人は、この2つの条件を満たしているLIGHT FXがおすすめです。
以上となります。
スイングトレードは兼業でFXを始める人にとてもおすすめできるトレードスタイルです。
ぜひ無理なくFXを始めてみてください。