基礎知識

FXのロスカットとは?自分の資産を守るために覚えたい基礎用語!

女性が斧で木を切っている
FX初心者
FX初心者
FXのロスカットってなに?

勝手に損切りされるって聞いたけど?

ロスカットされるタイミングはいつ?

ロスカットはFX会社が設置している、トレーダーの資産を守る大切なシステムです。

特に初心者の方は、リスクが限定されるロスカット制度があることで安心して取引できます。

しかしこのロスカットを、しっかり理解していないと思わぬ損失を出してしまうこともあります。

FXをする上でロスカットは避けて通れない基礎用語です。

本記事でしっかりと覚えて、脱初心者を目指しましょう。

 

  • ロスカットとは?
  • ロスカットの計算の仕方は?
  • ロスカットの注意点を知りたい
  • ロスカットにならないためには?

本記事はFX歴2年の現役トレーダーが執筆しています。

 

ロスカットとは?

ロスカットとは、自分が保有しているポジションと反対に相場が動いてしまった時、含み損が一定の水準に達してしまった場合に、ポジションが強制的に決済される仕組みのことを言います。

例えば、米ドル/円が1ドル=100円の時に

これから相場が1ドル=101円、102円の方に上昇すると考え「買い」エントリー

しかし相場はエントリー方向とは逆に、1ドル=99円、98円、97円…と下降を続ける

そして、ある一定の水準に達すると強制ロスカットされる

※一定の水準は取引量、FX会社により変わりますが詳しくは後述します。

強制ロスカットと聞くとマイナスのイメージがありますが、ロスカットがあることでそれ以上の損失を防ぎトレーダーの資産を守ることに繋がります。

FXは自分のお金で取引するから、どうしてもリスクが付き物だよ

そのリスクを限定しているロスカット制度は、トレーダーにとってありがたいものなんだね

 

ロスカットの計算方法

ロスカットをより詳しく知るためには、計算方法も理解する必要があります。

FX会社はロスカット水準と言われる「証拠金維持率がある一定の水準に達したらロスカットする」という基準を定めています。

そのためロスカットを理解するために、証拠金維持率の計算を覚えましょう。

証拠金維持率の計算方法

  • 預けている資産÷取引に必要な証拠金×100=証拠金維持率

 

※例えば

米ドル/円が1ドル=100円の時に1万通貨の取引に必要な証拠金は4万円です。この時に10万円を口座に預けて取引をすると

  • 預けている資産(10万円)÷取引に必要な証拠金(4万円)×100=証拠金維持率(250%)

となります。

FX会社のロスカット水準は

  • 証拠金維持率が50%以下になったらロスカット
  • 証拠金維持率が100%未満になったらロスカット

などそれぞれ異なっています。

各FX会社のホームページに記載されていますので、取引前には必ず確認しましょう。

 

ロスカットの注意点

ロスカットは「ある一定の水準になると強制的に行われる」と言いましたが、相場の突発的な動きなどによりロスカット注文が執行させず、一定の水準以上の損失が出てしまう可能性があります。

「ロスカット制度は絶対ではない」ということは頭に入れて、なるべくロスカットにならない取引を心がけましょう。

 

ロスカットにならないために

ロスカットはトレーダーにとって最後の砦のようなもので、ロスカットになるときは大きな資産の減額を意味します。

そのため、なるべくロスカットにはならないほうが絶対良いです。

それでは、どこに気を付ければロスカットになりにくいのでしょう。

ロスカットにならないための対策を3つ紹介するね
  1. 余裕のある取引をする
  2. 損切りをしてポジションを軽くする
  3. 追加入金をする

 

余裕のある取引をする

この「余裕のある取引をする」がロスカットにならないために1番大事です。

初心者のうちは早く稼ぎたいという気持ちが先行して「証拠金ギリギリまでポジションを入れて負けるときはロスカット待ち」のような状態をよく見ます。

これではいつまで経っても資産は増えていきません。

FXで稼いでいきたいなら、一発逆転を期待せず余裕のある取引を心がけましょう。

この気持ちがロスカットを遠ざけて、FXで稼ぐ道の1番の近道だったりします。

 

損切りをしてポジションを軽くする

ロスカットになるときは、自分の資産に対してポジションサイズが大きすぎる場合があります。

そのためロスカットが近づいてきたけど、まだポジションを保有したいときは何割かのポジションを損切りしてポジションを軽くしましょう。

こうすることで、取引に必要な証拠金が少なくなりますので、ロスカットの位置も遠ざけれることになります。

 

追加入金をする

  • 預けている資産÷取引に必要な証拠金×100=証拠金維持率

追加入金をすることで「預けている資産」を増やすことになりますので、必然的に証拠金維持率も増加してロスカットまでの遠ざかることになります。

対策の一例として紹介しましたが、ロスカット回避のための追加入金は全く推奨しません。

なぜならロスカットされるということは、自分の思惑と反対に相場が動いている証拠です。

潔く負けを認めて損切りを行い、次の取引に切り替えた方が絶対に成長します。

こういう時に追加入金をしてたまたま助かったとしても、いつかもっと大きいロスカットをされる時が来るよ

 

ロスカットまとめ

ロスカットはトレーダーの資産を守る大事な仕組みですが、しっかり理解していないと思わぬ損失を出してしまいます。

そのため、FXをするなら絶対に理解しないといけない基礎用語です。

ぜひ本記事を読んで理解してもらえると嬉しいです。

ロスカットをしっかりと理解して、なるべくロスカットにならない取引を心がけよう

 

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